私の謎の作り方 No.003 ~設計ミスの謎?~

まいどこんにちは!

黄山毎度です。

「私の謎の作り方 No.003」です。

「私の謎の作り方」では、
私達free templateがどのように、何を考えて、
小謎(一枚謎)を制作したのかを解説していくものになります。

指摘の多かった謎

今回はTwitterに出したら、解いていただいた皆様からご指摘の多かった謎にフォーカスします!

これがその謎だ!

 

どうでしょう、解けるでしょうか?
そしてどこが指摘ポイントなのかわかりますか?

ちなみに答えは「C」です。

謎を作る際に気をつけたいポイント

まずはこの問題の解説です。

この問題、ものものしい内容の手記ですが、
その内容はまっっっっ・・・
・・・・っっっっ
っったく
謎には関係ありません

注目すべきは文字の並びでした。

 

お察しの方もいらっしゃるかと思いますが、この斜めの文字列はとある法則で並んでいます。
(*´ω`*)ノシ

そう、「元号」です。

元号の頭文字を手記に入れ込んでいたのですね。
平成の次、令和の「令」の字が来ると想定されます。

ということで答えはCの「令状」でした。

もうすでに何が指摘ポイントなのか、おわかりの方も多いかもしれませんね。

ご指摘ポイント

現代の元号は多くの方が知るように、
明治→大正→昭和→平成→令和
と推移しています。

ただし、江戸時代は「元号」ではありません
時代です。
徳川幕府が統治していた時代を指しています。

江戸時代の中でもたくさんの元号があり、江戸時代最後の元号は「慶応」です。
なので、この問題が「元号順」という法則ならば、
一文字目は「慶」になっていなければならないわけです。

・・・・というご指摘をいっぱい頂きました。
ご指摘ありがとうございます。
おっしゃるとおりです。

言い訳っぽくなってしまいますが、
明治の前の元号が「慶応」なのは知っていて、あえて江戸の「江」にしました

設計ミス?

ではなぜわざわざ江戸の「江」にしたのかといえば、
それはひとえに「明治の前が慶応って、多くの人は知らないと判断した」からです。

ここは非常に判断の難しい部分です。

謎解きは基本的に「クイズのような知識は必要ない」ように設計されます。
多くの人が「発想(ひらめき)」や「ロジック」で解いて楽しむことが目的だからです。

今回の謎も、「慶応」という元号を使うことは「知識謎」になってしまうと考えて、
あえて多くの人が知る時代の流れで謎を制作したわけです。
なので、僕としては、
江戸時代→明治→大正→昭和→平成→令和
という「時代の流れ」が法則になっていると理解してもらいたかったのです。

 

謎の設計のポイント

とはいえ、頂いたご指摘はおっしゃるとおりでして、
何かしらの法則に基づいて推測する謎ならば、
自分よがりな法則を設定するのは悪手でした。

では、どんな落とし所にすべきだったのか。
問題点を整理すると、
①「慶応」は一般的な知識ではないから謎では使いたくない
②自分都合で「元号順」の法則を変えるのはよろしくない
でしたので、

対策としては、
①明治以降の元号で謎を作るべきだった
②「知識謎」として検索をOKにしたり、明治の前が「慶応」であることはどこかに明記する。
③この問題自体を捨ててもよかった
などが考えられます。

ご指摘を頂いて、色々勉強になった謎でしたw

最終的なデザインは出題者次第

謎解きにおいては、「一般的な知識」の範囲で謎を作るのがセオリー
しかし、「一般的」ってどこまでが「一般的」なの?って話です。

例えば、謎解きのベタ問では「干支」「太陽系の並び」「元号」など、
日常生活で頻繁に使うわけではない知識を必要とする問題が出てきます。
これらの知識だって、「一般的」とは言いづらいよなーと個人的には思っています。
もっといえば、「英語」「漢字」「四則演算」「パズル」なども苦手な人は苦手です。

最終的には、自分の肌感覚で、もしくは想定する解き手の知識レベルを踏まえて、
どんな知識を使うかは出題者次第だと思っています

解き手の心構えとしては、
「いやそんな知識知らないよ、クソ問やんけ。」と思うのではなく、
「あー今回は知識謎だったのね、仕方なし。」くらいに捉えるのがちょうどいいのかなと思っています。

指摘は真摯に受け止める!

今回の結論。
・謎の中に出てくる知識は、自分で「一般的」の範囲を考えながら出しましょう。

・「一般的」の範囲は人によるので、迷ったら作っちゃいましょう。
・ご指摘を頂いたら真摯に受け止めて、次にどう活かすかを考えましょう。

以上になります!

Twitter謎あるある
「あ、この方出題ミスをしてるなー」と思ってDMしたら、
純粋に僕が解けてないだけでした!
あるあるでしょ!

それではまた!

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