私の謎の作り方 No.002

まいどこんにちは!

黄山毎度です。

「私の謎の作り方 No.002」です。
2回目も頑張ってやっていきますのでどうぞよろしくおねがいします!

「私の謎の作り方」では、
私達free templateがどのように、何を考えて、
小謎(一枚謎)を制作したのかを解説していくものになります。

過去のボツ企画

本記事を書くにあたってTwitterの過去投稿を探していたら、
こんなの出てきました。

これは「いっつも謎だけ出してちゃ面白くなくない?」みたいな考えのもと、
僕が考えた日常の謎を紹介する企画、その名も「ぐぐかん」です。

個人的には好きなのですが、
普段の小謎に比べて、いいねやRTは約5分の1程度

全然ウケなかったということで数回出して終わった企画でした。
僕だけは今でも企画復活を虎視眈々と狙っています

ちなみにこの問題の答えは「ALIEN」です。

 

さて、それでは本題です。

 

今回の問題

 

今回の謎のポイントは、想定誤答へ誘導することです。

この謎は、直線的に解くと一旦解けたっぽくなるんです。
しかし、選択肢A,B,Cに当てはまるものがなくて「は?」ってなるので
もう一度ミスがないか解き直す必要があるという
いやらしい謎なのです。ぐへへ。

ちなみに、答えは「B:青函トンネル」です。

 

また、今回の謎は「私の謎の作り方 No.001」で解説したトリックから
もう一問似たトリックで見せ方を変えた謎が作れないかなぁ~」と思って作ったものです。

ということで本作では、前回と似た構造のトリックが使われています。
それでは具体的に解説していきましょう。

 

着想

まず、前回の着想の振り返りをします。
前回を読まれていない方は、よければこの下の記事をご参考ください。

前回のトリックは、
「英語が入る」と言われたら普通は「英単語」を探すものだが、
「英語」という単語そのものが入るよ。
というものでした。

今回も似た発想で言葉を探してみました。
「多くの概念を包含する概念」の言葉を探したわけです。
・・・は?
自分で書いていてわけわからなくなりました。

ようするに、「英語」の中には「英単語」がいっぱい含まれているよね、という話です。
それで選んだのが「くだもの」でした。
「くだもの」の中には「りんご」「みかん」・・・と、くだものがいっぱい含まれています。

正直ここは「いきもの」でも「しょくぎょう」でもなんでもよくて
あまり重要ではないですが。

重要なのはこの先です。

解説

先に今回のトリックを解説します。

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今回は「くだものをすべて消せ」と指示されており、
表を見ると「ブドウ」「オレンジ」・・・とくだものがあるので消していきます。

すると1行に一文字ずつ残った文字があるので、それを上から読んでみると
「ダイクツカウモノ」となります。
一応答えっぽいものが出てきますが、
選択肢を見てみると「東京タワー」「青函トンネル」「国会議事堂」とあり、
「ダイクツカウモノ」からは明確な関連性は見当たりません。
このように行き詰まったら、他にまだやってないことがあるんじゃないかと考えます。

そう、まだ消していない「くだもの」があるのです。
消していない「くだもの」とは、「く」「だ」「も」「の」という4文字です。

そこで、「ダイクツカウモノ」だけが残った表から「く」「だ」「も」「の」を消し、
左から文字を読むと「カイツウ」となりました。
よって、関連する選択肢は「B:青函トンネル」となります。

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おわかりいただけたでしょうか。

前回と似ていますが、
「く」「だ」「も」「の」という文字列を消すというのが今回の主要なトリックでした。

発想自体は似ていても、
見せ方が結構違っていますよね。

 

トリックの設計

今回のトリックは、
①果物という概念
②「くだもの」という文字列
の2通りの解釈を用いて引っ掛けるものです。

その解釈のギャップを使いたいと考えた時、
まず思いついたのが「くだものを消せ」と指示をすることでした。
そうすると、①だけを消した時、②も消した時、と答えが2通り作れることになります。
(正確に言えば、①だけを消す、②だけを消す、①と②を両方消す、で3通り作れます。)

答えが2通り作れるならば、1つは誤答、1つは正答にするのがセオリーです。
できるだけ誤答してもらえるようにデザインすれば、謎として完成します。
トリックの方向性としては悪くなさそうですよね。

というわけで、今回の謎は想定誤答を設ける引っ掛けタイプになりました

 

そうと決まれば、次は想定誤答を設定する作業です。
想定誤答では「く」「だ」「も」「の」が入るような文章を、
正答ではその文章から「く」「だ」「も」「の」を抜いて成立する単語を作ります。

作りますって簡単に言いますが、これが意外と難しいんですw
あんまり長い文章にすると、解く側にとっては気持ち悪くなるので、
多くても10文字以内に収めたいと思って作っていました。

「も」「の」→「物」として使えるのでいいとして、
「く」「だ」をどうするかで迷いましたが、「大工」になりました。
その結果が「ダイクツカウモノ」とかいう謎の文章ですw
ここはもっと上手い作り方があったような気がします。

ここまでで、トリック自体は完成しました。
後はどのようにデザインするかです。

 

デザインを設計する

今回のデザイン(問題をキレイに解いてもらうための工夫)の目的は、
想定誤答に行き着いてもらうことです。
具体的に言えば、
①果物という概念
②「くだもの」という文字列
①だけを消してもらいたいわけです。

となると、
とにかく見つけやすいところに色々な果物を配置すれば良さそうです。

ということで今回の謎では、パズル風に文字を並べてみました。
「ブドウ」とか「オレンジ」を見つけやすいように配置しているのは、
解く人に「ああ、果物を消していけばいいのね」という風に思ってもらい、
自然と①だけを消すものだと思い込ませるのが目的です。

これで想定誤答への誘導はわりと整ったかなと思います。
デザインはこんなものでも大丈夫だと思います。

あと一点だけ補足しておくと、
謎を制作していると、定義に厳密な方から色々なツッコミをいただくことがありますので、
概念や言葉の定義はわりと厳し目に作って置くのが無難です。
僕自身はそこまで厳密にやらなくても・・・と思うこともありますがw

今回の謎でも「注:くだものは一般的なくだものです。果実的野菜も含まれます」と書いていますw
果実的野菜っていうのはメロンとかスイカとかそういうやつですね。

 

同じ発想でもトリックやデザインが違えば違って見える

以上で今回の解説は終了です。

今回はトリックを詰めていくうちに、
「想定誤答に誘導する」タイプの謎になっていく過程を解説しました。

トリックの発想自体は前作と似ていましたが、
トリックを詰めていくうちに徐々に違いが出るものです。

なので、面白いなと思う謎に出会ったら、
同じ発想で作問してみるのがオススメです。
「これはパクリになっちゃうしなぁ」と萎縮せず、作ってみてください。
しっかり考えれば、きっとオリジナリティのある問題になります。

ただし、完全なパクリはダメですからね。
真似していいのは「発想」の部分です。
完全なパクリは何も生みません。

色々な謎を解けば解くほど、色々な発想に触れて謎制作も上手くなっていくと思います。
解いて作っての繰り返しが大事です。
僕もまだまだなのでがんばります!

それではまた!

 

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